PHPのcontinue文は、繰り返し処理の現在のイテレーション(繰り返す単位)をスキップして、次のイテレーションに進むための構文です。continue文は、while文、for文、foreach文などの繰り返し処理のブロック内でのみ使用できます。
continue文の構文
continue文の構文は、以下のとおりです。
PHP
continue;
この構文では、現在の繰り返し処理の現在のイテレーションの残りの処理をスキップして、次のイテレーションに進みます。
continue文の例
以下のコードは、配列の要素を順番に表示するコードです。ただし、要素が 3 になったら、その要素の表示をスキップします。
PHP
$numbers = [1, 2, 3, 4, 5]; foreach ($numbers as $number) { if ($number == 3) { continue; } echo $number . " "; }
このコードの出力は、以下のようになります。
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continue文の注意点
- continue文は、繰り返し処理のブロック内でのみ使用できます。
- continue文は、現在のイテレーションの残りの処理をスキップするため、その先の処理は実行されません。
continue文の作成・使用方法のステップ
continue文を作成・使用するには、以下のステップに従います。
- 繰り返し処理のブロック内に、continue文を記述します。
- continue文の前に、繰り返し処理をスキップする条件を記述します。
continue文の書き方のコツ
continue文は、繰り返し処理の特定の条件を満たしたら、その条件を満たした要素の処理をスキップするために便利な構文です。
例えば、以下のコードは、配列の要素の合計を計算するコードです。ただし、要素が偶数の場合は、その要素の合計を計算せずに次のイテレーションに進みます。
PHP
$numbers = [1, 2, 3, 4, 5]; $sum = 0; foreach ($numbers as $number) { if ($number % 2 == 0) { continue; } $sum += $number; } echo $sum;
このコードの出力は、以下のようになります。
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continue文は、繰り返し処理を効率的に処理するためにも使用できます。例えば、以下のコードは、配列の要素を順番に表示するコードです。ただし、要素が 10 を超えたら、その要素の表示をスキップします。
PHP
$numbers = [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10]; foreach ($numbers as $number) { if ($number >= 10) { continue; } echo $number . " "; }
このコードは、10 を超える要素をスキップして、10 以下の要素のみを表示します。
continue文は、繰り返し処理をより柔軟に制御するために便利な構文です。continue文の書き方と注意点を理解しておけば、繰り返し処理をより効率的に処理することができます。
初心者向けのTips
continue文は、繰り返し処理の特定の条件を満たした要素を処理をスキップするために便利な構文です。ただし、乱用するとプログラムの可読性が低下する可能性があります。continue文を使用する際には、その必要性を十分に検討するようにしましょう。
また、continue文は、繰り返し処理のどのレベルでも終了させることができます。ネストされた繰り返し処理を使用している場合は、continue文のどこで繰り返し処理を終了させたいのかを明確にするようにしましょう。